ガードマン

キツイ仕事だ。

夏暑く冬寒く、カンカン照りも雨降りも1日中立ちっぱなしはツライ。
車の運転手からは怒鳴られ、歩行者からはなじられ、嫌になる。


工事現場に張り付いた時、暑さとノドの乾きで意識がモーローとした。
そしたらガードマンの爺さんが一粒のアメを手渡してくれた。
そのアメは本当に美味しかった。
礼を言うと、爺さんはまばらな歯を覗かせ、ニヤリと笑った。